ヴィオラで遊ぼ!

あ~。

今日は久々に、ヴィオラで遊んだ。
遊んだ、って具体的に何したのよ?
っていうと、マックス・レーガーを弾きまくった、ということ。
時間制限なしで、とことんまで、ね。


そういうの、自分の中では、ヴィオラで遊んだ、という扱いになる。

ヴァイオリンの方も、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001から、第1楽章と第2楽章を一通り弾いておいたけども。
第2楽章フーガは、少しずつ音がつながるようになってきた。
あの鬼な重音の連続が、少しつながるようになってきたのである。
この調子で続けよう……

それはそうと、マックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲の方です。
第1番ト短調は、第1楽章と第2楽章がかなりクレイジーで、狂気を噴出させるかのような曲想となっている。
第1楽章はだいぶ音を覚えてきた。
さらに難しい第2楽章も、ずいぶんと慣れてきた。
b3つになるアンダンティーノの中間部を、ゆっくりめのテンポでねっとりと狂気を込めて弾いた。
いい具合だ。

ただ、この第1楽章と第2楽章は、自分の中から噴き出してくる狂気がなくなると、弾けなくなりますね。
今日あたり、一応休みの日だから、あまりストレスがない。
昨日、一日中だらだらして疲労もずいぶんと取れた。
そうやって、心が平和で平静で温和になってくると、どうも気分に合わなくなる、ってのはありますね。
それでも、ワタシは元来が心を病んだクレイジーな人物なので、そういう精神状態を思い出せばすぐに弾けます。

とはいえ、思い出しながら演技する、っていう弾き方にはなりますな。

今日は続いて、第3楽章と第4楽章も譜読みしてみた。
第1・2楽章はグロテスクで狂気な感じだったのだが、3・4楽章はガラリと変わって、まともな音楽になっている。
第3楽章はいわゆる緩徐楽章なんだけど、狂気の沙汰は鳴りを潜めて、重音奏法が美しく響く、しなやかな歌になっている。
すごく、まとも!
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタの第3楽章みたいな雰囲気。
テクニック的には相変わらず至難を極める。
でも、昔に比べると、今の方が技術力が上がっている。
昔は、こんなんどうやって弾くっちゅうねん!?
としか思えなかった激ムズい箇所も、今はかつてとは違う、もっと合理的で弾きやすい指使いを考え出すことができるようになった。

昔はマジでショボかったから、できるだけ第1ポジションか第3ポジションで弾くようにしていた。
そんなんで、弾けるワケねぇっちゅーの。

今は、音型に応じて、第2ポジションも、第4、第5ポジションを使っても苦ではない。
いろいろなポジションを駆使して考えていくと、急に難易度が下がる気がする。
どうにか弾けそうな。

第4楽章は、これもバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタのような、16分音符でひたすら走り続ける無窮動。
昔は激ムズ過ぎてまったく弾けなかったものだったが……
今は違った。
さきほども述べたように、いろいろなポジションを駆使することで、一見して激ムズそうに見える音型でも、弾きやすくすることができる。
それなんで、最初から最後まで3回くらい通して弾いて、最適なポジションと指使いを考え出し、書き込んだ。
よし、これでどうにか弾けるだろう……
やはり、第1ポジションと第3ポジションだけでは、おのずと限界がある。
第2、第4、第5あたりまで使いこなせないと、こういうロマン派の曲はとてもじゃないが弾けやしないね。

この第4楽章も、譜読みした感じだと、ちっとも狂気じゃない。
バッハのような、カッコよさを前面に押し出した、まともな曲だった。


どうせなら、第1・2楽章があんなに狂気噴出してるんだから、3・4楽章もその路線で突っ走ればよかったのに。
この辺の中途半端さが、いまいちメジャーになれなかった原因なんじゃなかろううか。

まともなバッハ風な曲を書いたって、本家バッハに敵うワケ、ないじゃん!



そんなこんなで、今日はマックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲の、第2番も譜読みしてみた。
第2番はニ長調。

明るい曲なのか、と思いきや……
第1楽章は、一言で言って、「変な曲」。
かなり、「変」。


狂ったピエロ、みたいな。
一見して楽し気ではあるんだけども、目が狂ってる、といったような。

殺人ピエロ、スティーブン・キングの『IT』か?
ってな具合の曲想、だったと記憶している。

かつて先生について習っていた頃に、発表会で弾いたハズなんです。
その時の記憶だと、そんなような、実に妙ちきりんな曲だった。
しかし、今になって譜読みしてみると、全然、弾けねえ……
激ムズすぎる。
こんなん、どうやって弾いたのか。

楽譜には、指使いが書き込んであるし、フレーズの区切りの線まで引いてある。
弾いた記憶はあるものの、どうやって弾いたのかは、まったく覚えていない……
これも改めて、丁寧にさらい直さないと弾けないね……

第2楽章も、かつて発表会で弾いた記憶があるんだけども、やはり同様に、今になって譜読みしてみるとまったく弾けない。
どうやって弾いたんだ……
昔の、若かった頃のワシって、実はすごかったんじゃね?
と思えるレベルだよ。

第2楽章は、いわゆる緩徐楽章になるんだけども、これはまた一転して、狂気の気配がない。
とっても心に沁みる、美しい歌の楽章。

マックス・レーガーは、意味不明で晦渋で、狂気噴出でケイオティックな曲ばかりなのかと思ったら、意外にそうでもなくてまともなクラシックっぽい音楽もある。
逆にその辺の中途半端さが、いけなかったのかもしれないが……

どうせなら、狂気の道をひたすら突っ走った方が、メジャーになれたのかもしれない……
いや、日本で有名じゃないだけで、ドイツとかに行ったら、今でも有名な作曲家の一人なのかもしれないけども。


そんなようなことを想いつつ、マックス・レーガーの世界に浸るのは、正直に言って、とてつもなく楽しい。
この世の中に、これ以上の遊びはない、と思う。
こんな面白いこと、他にないよ。


もうね、自分的には、ヴィオラで遊んでる、という感覚しか、ない。
別にツラい練習を我慢して頑張ってやっている、とか、そういうのは皆無。

っていうか、音楽において、ツラい練習を我慢して頑張ってやる、なんてのは、そもそも必要ないし、そんなのは百害あって一利もない、間違った行為でしかないと思う。

音楽はやっぱり、面白いから、感動するから、心に沁みるから、胸にズンと響くから、だからやるのであって、変に日本の部活動みたいに、苦しいツラいことを我慢して、根性でやり切るから偉い、みたいなのは、音楽とは正反対の、間違った方向性だと思うよ。

孫のRちゃんも、自分が楽しいから、感動するから、心に沁みるから、だからピアノを弾いている。
そしたら、Rちゃんが習ってる先生の教室で、Rちゃんの音があまりにもいい音なもんだから、他の生徒さんに見学させて、Rちゃんのレッスンしてたんだってさ。

びっくりしちゃったよ。
でも、ヴァイオリンの方は、かなりキツくてツラい肉体的訓練を必要とするからね。
あまり、出来ていない……それが現実。


しゃーないな。



あ、あと書き忘れていたけども。
マックス・レーガーをさんざん弾きまくった後に、無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードを久しぶりに弾いたんですよ。
そしたら、前よりも格段に、弾きやすくなっていた。
マックス・レーガーがあまりにも至難な曲なので、それを必死こいて弾いていたせいで、テクニック的にはいつの間にか向上していたらしい。
一時はさっぱり弾けなくなっていたバッハ無伴奏チェロ組曲が、かなり楽に弾き進められるようになっていた。
やったぁ!!
これは、すごく良かった。

マックス・レーガー、練習曲としても、優れているかもしれない……
ただし、練習曲扱いじゃあ、とても弾けないけどね。
本気で、狂気と怨念を込めてねっとりしつこく弾かないと、弾けません。
そんなような曲です。


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ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

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