そして再びの無伴奏。

あー。
また更新サボってた。

まあ、忙しいから仕方ない。

でも練習はサボってはないよ。
ここ3日くらい、何を思ったのか、急にバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001を練習していた。

理由は不明。
なんか、オブリガートチェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第2番イ長調BWV1015が、とにかく難しくて弾けなくて。
特に第2楽章の分散和音とハイポジションでの下降音型の辺りが壊滅的。

弾けない上に、チェンバロパートに合わせるのがまた至難の業で。
チェンバロパートが、音が小さくてとにかく聞こえなくて、合わせづらい。
CDラジカセのボリュームをかなり大きめにして、ヴァイオリンは限りなく小さな音で軽く弾いて、必死にチェンバロパートの音に耳を澄ませながら、どうにか合わせるしかなく。
それでも、本当に合ってんの?
ってなアバウトな合わせ方しかできなく。

なんか、あまりにも難し過ぎて、やってもやってもできないと、人間、飽きてくるじゃないですか。
成果が見られない。


そんなとき、ふと、脳内にあの、無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001の、第2楽章フーガの主題が流れてきて。
あぁ~、あの切々と胸に迫る哀愁に加えて、途中から激しくなってド迫力の重音で突き進むあの劇的な展開。

弾きたい!
また弾きたい!


そんな想いがふくらんできて。
そんなとき、我慢はしない。
即、弾く!


とはいえ、いきなりフーガはキツかろう、ということで第1楽章アダージョから。
うん。

難しい。
( ̄ー ̄;)……


その昔(数年前……)、弾いたときは、できるだけポジションを上がらずに、第1ポジションとか第3ポジションとか、簡単なポジションで極力弾くようにして、どうにか全部弾いたが。

今になって改めて楽譜を見てみるに。
書いてある指使いの指示の、意味が分かる!

あ、なるほど!
ここでポジション上がるから、こう弾けるワケか!
あぁ~、確かにその方が弾きやすいわ!

前は、「なんでここでこんなハイポジションに上がらなくちゃいけねぇの!? 意味分かんねぇ。バカじゃねーの?」くらいに思って、第1ポジションで無理やり弾いたりしていたものだったが。

今になってみると、ハイポジションに上がる意味が分かる。
はい、おっしゃる通り、その方が弾きやすいし、スマートでカッコいいですね!

どうもすみませんでした!
( ̄皿 ̄;)



……かように、何年もの時を経ると、どうやらそれなりに向上していたものらしく。
以前は非常にしんどくて、不可能とさえ思えたハイポジションが、今はとりあえずその指使いで練習することは出来るレベルになっている。

楽勝とはとても行かないが……
でも、せっかくだからハイポジションに上がる指使いで練習を重ねよう。
その方が、修練になるし。

でも、部分的に、どうしてもハイポジションより第1ポジションの方が弾きやすいな、という箇所だけは、楽譜に書いてある指示を無視して第1ポジションで弾くことにしよう……

いいとこ取りで。

別に、それで問題ないし。
楽譜の指示は、あくまで楽譜を編纂した人の個人的な主義・主張・趣味に基づいて書いているだけの話だから。

あ、それはともかく第2楽章フーガの方。
こちらもかなり難しいのではあるが。

しかし、前に譜読みしたときよりも、今になって改めて弾いてみると、前よりも格段に弾きやすくなっている。
前は、ものすごく、凄まじく苦労して音を取った、クソ難しい重音が、今はそれほど苦労せずに取れるようになっている。

確実に、進歩・向上している。


以前は、とてつもない労力をかけてすさまじい努力の末に音を取ったクソムズ重音の箇所が、今はそれほど苦労せずに、普通にすんなりと譜読みできる。

あれ、前にとんでもなく苦労した重音のところって、どこだったっけ?
って考えて、思い出して、あれ、ここじゃなかったっけ?
っていう箇所が、今はそんなに苦労することなく、重音が押さえられている。

う~ん。

一応、進歩はしていたようだ。
それも、かなり。

ただし、だからといって、楽勝で弾けるか、というとそんなハズあるワケもなく。
やっぱり、難しいことには変わりない。

そう易々と、弾けるワケがないよ。
このフーガは。

でも、いい曲だね……。
無伴奏ヴァイオリンの中では、シャコンヌに次いでいい曲なのが、この第1番のフーガだと思われる。
シャコンヌよりもとりあえず短い、というのもポイント高し。

難しいけど、パルティータの第1番とか、ソナタの第2番とかよりはまだ易しい方だしね。
あっちは本当の鬼だからな……


でもこの第1番のフーガ。
最後まで通して弾くと、「あ~っ! 弾いた、弾いた!」っていう満足感がありますね。
それだけで疲れちゃう、ってのもあるけど。

でも、なんつーか、他の曲では味わえない、やり切った感が、この曲にはあります。
無伴奏じゃない、チェンバロパートとかピアノパートとか、オケとか、他と合わせないと完成しない曲だと、どうもいつも不完全燃焼というか。
チェンバロパート等のCDと合わせても、どうも完璧には弾けず、いつも不満が残るというか。

それに比べて、無伴奏はヴァイオリン一挺で完結してますからね。
どんなテンポで弾こうが、自由だし。
チェンバロパートに合わせる苦労もない。

バリっとズジャッと重音をキメて、体に響く気持ちよさ。
やっぱ、コレですよね。

無伴奏の醍醐味。



ヴィオラに持ち替え。
無伴奏をガッツリ弾くと、ヴィオラを弾く気力はイマイチなくなるのではあるが。
何か弾いておかないと、これはこれで衰えるからね……

ヴィオラはまた、使う筋肉が異なるから。

気が抜けて、何を弾こうか迷うこと数分。
凄まじく久しぶりに、マックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲を取り出す。
第1番の第1楽章を譜読みしてみる……

これ、ト短調で無伴奏ヴァイオリンソナタの第1番と同じ調性。
しかし、激ムズい!

何コレ?

こんなん、弾けるワケねー!
いや、ものすごーく昔に、発表会で弾いたことがあるハズなんですがね……
今になってみると、何も弾けない。
っていうか、何も覚えていない。
いや、弾いた記憶はあることはあるんだけど、指が何も覚えていないのです。

とてもじゃないが、弾けたモンじゃない。
こんなの、どうやって弾いたんだろう……

昔は、軽く押さえて、軽い音で軽く弾いてたからなぁ。
今は、ヴィオラの低くて太くて深い音を、ブンブン、ゴンゴン響かせて、いい音出しまくってるから、左手指もそれなりに強い力で押さえないと音が出ない。

そのため、昔は弾けた曲でも、今は弾けなくなっている、という現実がある。

まあ~、それだけじゃなくて、ただ単に忘れ去っているだけ、ってのはあるが。


仕方ないので、途中で挫折して、バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタの第2番ニ長調BWV1028から第1楽章と第2楽章だけ弾いて終わりにしておいた。
これらって、しっとり落ち着いてテンション高くなくて、疲れていても淡々と弾けるから、いいよね。




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ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

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