音程を決めつけない。

え~と。
左手人差し指の切れたところは、だいぶ痛みも少なくなってきて。
しかし、それとは別に、お仕事の疲労で全身的な倦怠感が抜けなくて。

あまり練習できない……


それでも、少しは弾いておかないとな、と思ってバッハのヴァイオリンソナタ第2番イ長調BWV1015。

まずは第1楽章から。
今日はチェンバロパートCDに合わせて弾いてみた。

CDに合わせて弾くと、なんだか一人で弾いていたときは完璧に感じていた音程が、微妙に調子っぱずれにだらしなく聞こえてきたりする。

ほんのわずかな音程の狂いが、物凄く致命的に雰囲気をぶち壊す感じ?


この原因が、実はCDが平均律で収録されているからなのか、それとも自分の音程が少し悪いせいなのか、何なのかは不明。

原因は不明ながら、調子っぱずれのままでは気持ち悪くて弾いていられない。
そこでどうするか。

CDで流れてくるチェンバロの音に耳を澄ませて、それと和声的にキレイに響くように、左手指を微妙に、絶妙にずらして微調整をかましつつ、音程を完璧に合わせていくのである。

だから、一人で弾いていた時の指の位置でもって音程を決めつけて弾いてしまうと、CDと合わず、不快な不協和音(いや、もはや和音ですらない、ただの雑音)になってしまう。

だから、一人で弾いていたときの指の位置にはこだわらず、音程を決めつけないで、耳でチェンバロパートをよく聴きつつ、左手指を微調整してキレイに響く音程を追求していくのである。


まあ、口で言うほどたやすくはないのだけど。
脳内で和声的にキレイな響きを再生しつつ、指をそれに従属させていく感じ?

だから、左手指は高度な柔軟性を要求される。
ガチガチに固めて決めてしまってはいけない。

あくまで、チェンバロとの響きを最重要視して、音程を取っていく。

バッハの曲は、音符がとにかく多くて、すべての音を正確に完璧に取るのは、正直至難の業だと思われる。
いくら気を付けても、たまにチェンバロと和声的にきちんと響いていない音が混じる。

それを可能な限り完璧に近づけていくのが、日々の修練というものだろう。


モーツァルトはテンション高すぎて疲れるけど、バッハほど音が多くない(っていうか明らかに少ない)ので、音程を完璧に取るのは実はバッハほど難しくはなかったりする。
ただ、精神的に疲れるだけで……



実はこの、「音程を決めつけず、他の楽器の音をよく聴いて和声的にキレイに響く音程で弾いていく」という弾き方は、かつてヴィオラで室内楽などをやらされた経験から身に着けた技術だったりする。
それが、CDに合わせるときに役に立つとは……


とはいうものの、ヴァイオリンの方がヴィオラよりも、正確な音程で弾くのが数段、難しい。
ヴァイオリンの方がヴィオラよりも、より精密で精緻な音取りを要求される。

音域が高音だからなのか、それともネックが短くて指と指の間隔が狭いせいなのか。
あるいはその両方か?


とにかく、ヴァイオリンの方がヴィオラよりも、音程の狂いが目立ちやすく、すぐにだらしなく調子っぱずれになりやすい。
正確な音程で弾き続けるために、凄まじい集中力と注意力が必要とされる。


それは、間違いない。
これは別に、ワタシの個人的な見解でも何でもなくて。
昔、習っていた先生が言っていたことにすぎない。
それを、両方弾いてみて、確かにそうだわ、と実感して言っているだけなんだが。

しかし、どういうワケか、ワタシが上記のようなことを言うと、「そんなワケないだろ! ヴァイオリンもヴィオラも同じように構えて同じように弾くんだから、難しさに違いがあるハズない! 何言ってんだお前バカじゃねーの(笑)」と言ってくる輩が、かつて3名ほどいた。

その人たちは、3名とも、ヴァイオリンもヴィオラも弾いたことのない人たちであった。


……なんで、ヴァイオリンもヴィオラも弾いたことなくて習ったこともない人が、両方弾いている人が言うことを自信たっぷりに全否定できるんでしょうか。
どんだけ傲慢なんでしょうか。

しかし、最近になってその謎が解けた。
その人たちは、ワタシという人間を心底、下に見て、見下しまくっていた、ということだったのである。


ワタシのことを、ただのバカだと思ってみているから、ちょっと自分たちの常識と違うことを言うと、それがたとえ正しい見解であったとしても、「こんなバカの言う話が正しいハズがない」という先入観から入っているから、ワタシの言うことを平気で全否定してくる、というカラクリですね。

まったく、ワタシも舐められたモンです。
これが、ワタシのようなどこの馬の骨とも知れないようなヤツではなく、葉加瀬太郎みたいな人が、テレビに出て番組の中で「ヴァイオリンの方がヴィオラよりも弾くのが難しいんですよ!」なんて言ったら、誰しもが「へぇ~、そうなんだ! 明日みんなに言って自慢しよう~♪」ってなるワケです。


人は、話の内容の真偽になんか、まったく興味はなくて、その話を言っている人がどんな人か? によってだけ、その話を信じるか信じないか決めている。

だから、偉くて権威のある人が言う話なら、大嘘でもあっさりと信じてしまうんですね。
んで、どんなに本当の話で、真実であっても、そこらのアホっぽい人が言っている話には、一切耳を貸さない。
そういうモンなんですね。



にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ ヴィオラへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

プロフィール

ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード