バッハとウィザードリィ

ここのところヴァイオリンは全然弾けないし、ウィザードリィの方もアイテムが全然出てこなくて飽きてきた。

今日は久しぶりに少し練習できて、ヴィターリのシャコンヌを途中まで(全然弾けない)、ブラームスの雨の歌を第1楽章だけ、弾いた。


そこでふと思ったのだけど。


ウィザードリィっていうゲームは、コンピューターRPGのかなり初期の頃に出たもので、爆発的にヒットしたものの一つである。
ウィザードリィのあと、数々のゲームがそのシステムを真似してきた。
ドラゴンクエストの戦闘システムはウィザードリィのまるパクリだし、ファイナルファンタジーの1作目にもウィザードリィからのパクリ要素が濃いらしい(やったことないが)。
ドラクエ、FFに限らず、日本で次々と作られたRPGはそのほとんどすべてが、ウィザードリィの戦闘システムをそのまま持ってきて、少しオリジナル要素を加えたり、ちょっとだけ趣向を変えてみたりしているだけである。
コマンド入力式でターン制の戦闘システム(そして直接攻撃と魔法攻撃を使い分けて敵を殲滅する)、というのがもうまるで「RPG」の絶対的な要素と勘違いされているかのように、あらゆるRPGが例外なくこのシステムである。
例外をとりあえず知らない(やったことないから)。

3DのアクションRPGである『キングスフィールド』にしても、開発者自らがウィザードリィから影響を受けたことを公言してはばからないという始末。


ことほどかように、後のゲームに多大なる影響を及ぼし、今も及ぼし続けていて、ウィザードリィのシステムは初登場時からすでに完成されており、それを超えるシステムはいまだに発明されていないのである。
どんなRPGでも、純然たるアクションを除けば、コマンド式でターン制の戦闘を採用しているものは、全てがウィザードリィのシステムそのものか、あるいはマイナーチェンジ程度にオリジナル要素を少し付け加えただけのものしか存在していない。

考えてみると恐るべきゲームである。
ウィザードリィの前にも、似たようなゲームは一応あったらしいが、爆発的に売れたのはウィザードリィであり、特に日本で大きな影響を残したのはウィザードリィであった。

これをクラシック音楽に当てはめてみると、バッハがまるでウィザードリィのような位置にいることに気付く。

バッハの後の作曲家はみな、モーツァルトもベートーヴェンも、ブラームスもあとは誰だったかな。
みんなバッハの音楽を学び、そこから影響を受けつつ、自分の作風を確立していった、と聞き及ぶ。

もちろん、バッハより前にも作曲家はいたが、バッハほどの影響力を持つには至らなかった。
だから、バッハは音楽の父、などと呼ばれている。


そうすると、ウィザードリィはRPGの父、と呼ばれてもいい存在なんじゃないか、などと思ったりする。

ウィザードリィがなかったら、ドラゴンクエストもファイナルファンタジーも、その他のRPGもすべて生まれなかった。
同じように、バッハがいなかったらその後のあらゆる作曲家も存在し得なかったのである。


なんとな~く、バッハの無伴奏曲と、ウィザードリィには何か似たにおいがするような気がしていたが……


どちらも、それぞれの分野において“源流”とでも言うべき位置にいて、後の世代に多大なる影響を及ぼしていたのだった。
歴史の長さ、という点ではずいぶん違うけども。


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ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

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