結局「正しい弾き方」とは?

24日にひき続き、間を3日ほど空けてまた練習。

練習といっても、全体的に一回通すだけで、ただ弾いているだけ、という感じではあるのだが。

それでも、なぜか今日は弾いていてとても……なんというか、楽しかった。

無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ハ長調から、第3楽章ラルゴは、とてもキレイで、弾き終わった後の余韻がすごく気持ちいい曲だった。
あの、終止の前、32分音符の思わせぶりな動きを経ての、四重音からのトリル、からの終止の和音。
あの辺を弾くと、なんだかしびれる。
弾き終えた後、とてもすがすがしい爽やかな気分になる。

前に、お茶のCDで使われていたのもうなずける名曲だ。
まあ、CMで使われていたのは出だしの部分だったけども……


そしてテレマンのヴィオラ協奏曲。
第1楽章の、ゆったりと豊かな歌い回し。
なんだか、回を重ねるごとに、少しずつうまく歌えるようになってきている気がする。
といっても、その歌い方はピンカス・ズーカーマン(ズッカーマン、ともいう)のパクりなんだけども。

別にいいじゃないか。
「ああ~、ズーカーマン、いいなぁ~」
とか思いながら、彼の真似をして弾く。

うん、心に沁みる。

第2楽章も、今日はなんだかいつもより楽しく弾けた。
なんだろう。何かが吹っ切れたのだろうか?

それは恐らく、前に先生について習っていた頃の呪縛が、吹っ切れてきた、ということなんだろうなぁ……


そしてバッハの無伴奏チェロ組曲第1番。
プレリュードも、もうずいぶんと前(いつの話なんだか……)にヴァイオリンの先生から指導されたことを、捨て去ってただ自分の弾きたいように弾いた。

その方が、楽しい。
別に誰かに聴かせるワケじゃなし。

録音をネット上にアップしたところで、あれは興味のある人だけがクリックして聴くだけで、別に不特定多数の人に無理やり強制的に聴かせているワケでもなんでもない。

お金を取ってコンサートを開いているワケでもなんでもない。
だから、出来不出来については全く責任を負っていないのである。

自分のやりたいようにやる。
それでいいのだ、と今日は思った。

まあ、そうは言っても、それはある程度、基本的なことをしっかり身につけてから、言えることなんだけども。
妙なクセや変なクセがついてしまっていたら、それは誰かに習って矯正する必要があるだろう。

ま、今となっては、俺が果たして妙な弾き方をしているのか、それとも正しい弾き方をしているのか、自分では分からないけどね。

しかし、「妙な弾き方」と「正しい弾き方」というのも、実は、あるようでなかったりする。

世界的な巨匠が、なんだかみょうちきりんな弾き方をしていたりもするから、あまり「正しい弾き方」っていうのも、本当に正しいのかどうか、怪しいものだ。
たま~にテレビで、どこかの女性ヴァイオリニストがヴァイオリンを弾く姿が映ったりすることがあるが、実に「正しく」「美しい」フォームで楽器を構えている。

でも、たとえばルジェーロ・リッチというヴァイオリニストの演奏を映像で見ると、全然、フォームが正しくもなければ、美しくもない。

イヴリー・ギトリスの演奏会を映像で見ても、フォームはちゃんとしてるけど、なんだかテンポはめちゃくちゃだし音楽的にもどうなのよ? ってな点が多々、見受けられたり。
あまりにも、自由すぎる、というか。

なんつーか、「正しいやり方」というのと、「音楽の質」というのは、必ずしも一致しないものなんじゃないかな、と。
正しくやったから、といってその演奏が、感動をもたらすかといえば、そうは限らないと。

そう、思うワケです。

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プロフィール

ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

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