人は不平等に生まれる。

人間は、不平等に生まれてくる。

お金持ちの家もあれば、貧乏な家もあるし。
生まれつきの容姿もあれば、頭の回転の速さとか記憶力の良さだとか。
性格さえ、生まれつき与えられたものであったりする。

環境で変わる、とか言っても、その環境をあらかじめ選んで生まれてきているワケもないし。

人は誰でも、ふと気づいたときには、あらかじめそのようなモノとして存在してしまっているワケで。

自分はなぜこのように生まれたのか? と疑問に思ったところで、もうそれを変える術はない。

子ども時代には、自分を振り返ってそれを変える力などなく、ただ生まれ落ちた環境の中で、その影響を受けて育つしか、選ぶ道はない。

ある程度大人になって、自分を振り返ってみて、あれ、なんで自分は、こうだったんだろう? と自問する。

だが、たいてい、その時にはもう遅くて。

今さら、どうにもならないことが、多い。

貧富の差もそうだけど、生まれ持った資質、ってのもある。
性格の違い、ってのもある。

社交的な人もいれば、内向的で閉鎖的な人もいる。

別に、自分でそのように選んで生まれてきたわけじゃない。

ただ気づいたら、そのような存在として、存在してしまっていただけだ。

他の、もっと恵まれた人を見て、なぜ自分はあの人のようじゃなかったのか、なぜ自分は、恵まれていなかったんだろうか、と疑問に思っても、それに答えはない。

人は、不平等に生まれてくる。

しかしながら。

その不平等を、埋めるものは、何か。

それは、羨望でも嫉妬でも、
恨みでもねたみでも、
愚痴でも文句でも、
足を引っ張り追い落とすことでも、
なんでもなくて。


自分の努力だけ

だと、そう思ってきたし、今でもそう思っている。
そこは、揺るぎない。

努力は続ける。

しかし。

本当に、そうなんだろうか、とふと不安がよぎる。

もしかしたら、いくら努力しても、生まれ持った差は埋まらないんじゃないか。
生まれつき与えられた能力を、努力が超えることは、決してないのではないか。

俺がこの先、どれだけ、どんなに努力を重ね、苦しい思いをして真剣に取り組み、必死で何かを成し遂げようと前に進み続けても。

それが、実を結ばないとしたら。

栄光を夢見て、前に進み続けて、実はその先には、永劫の闇へと続く落とし穴しかなかったとしたら。

恐ろしくなる。


自分がこの先、人生において、成功を収めることができるという保証は、どこにもないし、誰にもすることができない。
それができる存在として仮定されている「神」とでも呼ぶべき存在は、その姿を現しはしない。

未来のことは、誰にも分からない。
誰にも、正確に先を読み切ることはできない。

しかし。

その、読むことのできない未来に、暗黒しかないのだとしたら……
成功を夢見て、未来を信じて進むことは、実はただの思い込みの妄想に過ぎず、勘違いでしかなかったとしたら……

努力することが、恐ろしくなってくる。
自分は、何のために生きているのか、分からなくなる。
何のために生まれてきたのか、自分はこの人生で、何をすべきなのか?
何を一番、やるべきなのか。

それでも、自分の奥底から、自分を駆り立てる謎の衝動が沸き起こってくる。
進め、すすめ、と自分を急き立てている。
成功の保証などなく、何一つ確実でなく、ただの大失敗しか、待っていないかもしれないのにも拘わらず。

それなのに、俺をどこか心の奥深いところ、自分でもどうにもコントロール不能なほどの深いところから、俺を駆り立てる衝動がある。

どんなにネガティブな思考に染まり、不安に押しつぶされそうになっても、その衝動だけは、決して俺を解放したりはしない。

もう、進むしかないところへ、俺をどんどん追い込んで行く。
停められない。

だから、余計に恐ろしい。

その先に、ただの闇しかなかったとしたら。
本当に、信じて突っ走っていいのかどうか。

俺はただ、破滅に向かって突き進んでいるだけなのではないのか。

ブレーキの壊れた暴走列車のように。

どうなんだ。

誰も答えられない。

恐ろしい。


……というワケで、神経内科に予約しようかな、っと。
(わりとマジで)


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プロフィール

ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

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