ヴィオラで遊ぼ!

あ~。

今日は久々に、ヴィオラで遊んだ。
遊んだ、って具体的に何したのよ?
っていうと、マックス・レーガーを弾きまくった、ということ。
時間制限なしで、とことんまで、ね。


そういうの、自分の中では、ヴィオラで遊んだ、という扱いになる。

ヴァイオリンの方も、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001から、第1楽章と第2楽章を一通り弾いておいたけども。
第2楽章フーガは、少しずつ音がつながるようになってきた。
あの鬼な重音の連続が、少しつながるようになってきたのである。
この調子で続けよう……

それはそうと、マックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲の方です。
第1番ト短調は、第1楽章と第2楽章がかなりクレイジーで、狂気を噴出させるかのような曲想となっている。
第1楽章はだいぶ音を覚えてきた。
さらに難しい第2楽章も、ずいぶんと慣れてきた。
b3つになるアンダンティーノの中間部を、ゆっくりめのテンポでねっとりと狂気を込めて弾いた。
いい具合だ。

ただ、この第1楽章と第2楽章は、自分の中から噴き出してくる狂気がなくなると、弾けなくなりますね。
今日あたり、一応休みの日だから、あまりストレスがない。
昨日、一日中だらだらして疲労もずいぶんと取れた。
そうやって、心が平和で平静で温和になってくると、どうも気分に合わなくなる、ってのはありますね。
それでも、ワタシは元来が心を病んだクレイジーな人物なので、そういう精神状態を思い出せばすぐに弾けます。

とはいえ、思い出しながら演技する、っていう弾き方にはなりますな。

今日は続いて、第3楽章と第4楽章も譜読みしてみた。
第1・2楽章はグロテスクで狂気な感じだったのだが、3・4楽章はガラリと変わって、まともな音楽になっている。
第3楽章はいわゆる緩徐楽章なんだけど、狂気の沙汰は鳴りを潜めて、重音奏法が美しく響く、しなやかな歌になっている。
すごく、まとも!
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタの第3楽章みたいな雰囲気。
テクニック的には相変わらず至難を極める。
でも、昔に比べると、今の方が技術力が上がっている。
昔は、こんなんどうやって弾くっちゅうねん!?
としか思えなかった激ムズい箇所も、今はかつてとは違う、もっと合理的で弾きやすい指使いを考え出すことができるようになった。

昔はマジでショボかったから、できるだけ第1ポジションか第3ポジションで弾くようにしていた。
そんなんで、弾けるワケねぇっちゅーの。

今は、音型に応じて、第2ポジションも、第4、第5ポジションを使っても苦ではない。
いろいろなポジションを駆使して考えていくと、急に難易度が下がる気がする。
どうにか弾けそうな。

第4楽章は、これもバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタのような、16分音符でひたすら走り続ける無窮動。
昔は激ムズ過ぎてまったく弾けなかったものだったが……
今は違った。
さきほども述べたように、いろいろなポジションを駆使することで、一見して激ムズそうに見える音型でも、弾きやすくすることができる。
それなんで、最初から最後まで3回くらい通して弾いて、最適なポジションと指使いを考え出し、書き込んだ。
よし、これでどうにか弾けるだろう……
やはり、第1ポジションと第3ポジションだけでは、おのずと限界がある。
第2、第4、第5あたりまで使いこなせないと、こういうロマン派の曲はとてもじゃないが弾けやしないね。

この第4楽章も、譜読みした感じだと、ちっとも狂気じゃない。
バッハのような、カッコよさを前面に押し出した、まともな曲だった。


どうせなら、第1・2楽章があんなに狂気噴出してるんだから、3・4楽章もその路線で突っ走ればよかったのに。
この辺の中途半端さが、いまいちメジャーになれなかった原因なんじゃなかろううか。

まともなバッハ風な曲を書いたって、本家バッハに敵うワケ、ないじゃん!



そんなこんなで、今日はマックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲の、第2番も譜読みしてみた。
第2番はニ長調。

明るい曲なのか、と思いきや……
第1楽章は、一言で言って、「変な曲」。
かなり、「変」。


狂ったピエロ、みたいな。
一見して楽し気ではあるんだけども、目が狂ってる、といったような。

殺人ピエロ、スティーブン・キングの『IT』か?
ってな具合の曲想、だったと記憶している。

かつて先生について習っていた頃に、発表会で弾いたハズなんです。
その時の記憶だと、そんなような、実に妙ちきりんな曲だった。
しかし、今になって譜読みしてみると、全然、弾けねえ……
激ムズすぎる。
こんなん、どうやって弾いたのか。

楽譜には、指使いが書き込んであるし、フレーズの区切りの線まで引いてある。
弾いた記憶はあるものの、どうやって弾いたのかは、まったく覚えていない……
これも改めて、丁寧にさらい直さないと弾けないね……

第2楽章も、かつて発表会で弾いた記憶があるんだけども、やはり同様に、今になって譜読みしてみるとまったく弾けない。
どうやって弾いたんだ……
昔の、若かった頃のワシって、実はすごかったんじゃね?
と思えるレベルだよ。

第2楽章は、いわゆる緩徐楽章になるんだけども、これはまた一転して、狂気の気配がない。
とっても心に沁みる、美しい歌の楽章。

マックス・レーガーは、意味不明で晦渋で、狂気噴出でケイオティックな曲ばかりなのかと思ったら、意外にそうでもなくてまともなクラシックっぽい音楽もある。
逆にその辺の中途半端さが、いけなかったのかもしれないが……

どうせなら、狂気の道をひたすら突っ走った方が、メジャーになれたのかもしれない……
いや、日本で有名じゃないだけで、ドイツとかに行ったら、今でも有名な作曲家の一人なのかもしれないけども。


そんなようなことを想いつつ、マックス・レーガーの世界に浸るのは、正直に言って、とてつもなく楽しい。
この世の中に、これ以上の遊びはない、と思う。
こんな面白いこと、他にないよ。


もうね、自分的には、ヴィオラで遊んでる、という感覚しか、ない。
別にツラい練習を我慢して頑張ってやっている、とか、そういうのは皆無。

っていうか、音楽において、ツラい練習を我慢して頑張ってやる、なんてのは、そもそも必要ないし、そんなのは百害あって一利もない、間違った行為でしかないと思う。

音楽はやっぱり、面白いから、感動するから、心に沁みるから、胸にズンと響くから、だからやるのであって、変に日本の部活動みたいに、苦しいツラいことを我慢して、根性でやり切るから偉い、みたいなのは、音楽とは正反対の、間違った方向性だと思うよ。

孫のRちゃんも、自分が楽しいから、感動するから、心に沁みるから、だからピアノを弾いている。
そしたら、Rちゃんが習ってる先生の教室で、Rちゃんの音があまりにもいい音なもんだから、他の生徒さんに見学させて、Rちゃんのレッスンしてたんだってさ。

びっくりしちゃったよ。
でも、ヴァイオリンの方は、かなりキツくてツラい肉体的訓練を必要とするからね。
あまり、出来ていない……それが現実。


しゃーないな。



あ、あと書き忘れていたけども。
マックス・レーガーをさんざん弾きまくった後に、無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードを久しぶりに弾いたんですよ。
そしたら、前よりも格段に、弾きやすくなっていた。
マックス・レーガーがあまりにも至難な曲なので、それを必死こいて弾いていたせいで、テクニック的にはいつの間にか向上していたらしい。
一時はさっぱり弾けなくなっていたバッハ無伴奏チェロ組曲が、かなり楽に弾き進められるようになっていた。
やったぁ!!
これは、すごく良かった。

マックス・レーガー、練習曲としても、優れているかもしれない……
ただし、練習曲扱いじゃあ、とても弾けないけどね。
本気で、狂気と怨念を込めてねっとりしつこく弾かないと、弾けません。
そんなような曲です。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

マックス・レーガーの神髄。

音楽性の違いで、揉めた。

妻と。



音楽性の違いというか、孫Rちゃんの指導方針の違いで揉めた、というか。
まあ、音楽において何を重視するか?
とりあえず今、何に重点を置くか?

という視点の相違で、大喧嘩。


まあ、それだけ愛情がある、という裏返しでもあるので、悪いとばかりも言えないけども。


しかしたいてい、世の中、女の方が強いので。
最終的には、ワタシが負ける。
そして身を引く。


でも、負ければワタシだって面白くないから。
頭に来るし、腹も立つ。



そんなとき、どうするか。


マックス・レーガーの無伴奏ヴィオラ組曲を弾きます。
この曲のすごいところは。

こういう、腹立つ! ムカつく! 激オコ!
っていうとき、何かをめちゃくちゃに破壊したい、暴れまくりたい、殴りたい、蹴りたい、そういう暴力的で攻撃的な、そんなネガティブ極まりない気持ちのときに。

そんな気持ちを乗せて弾くのに、非常に適しているんですね。
これは、コレですごいです。


バッハとかモーツァルトとかベートーヴェンとか、正統派クラシックだと、そういうネガティブな感情はほとんど出てこなくて、どっちかっていうと非常に調和のとれた、穏やかだったり、静謐だったり、時に激しくても、それは暴力的なものでもないし、もっと高度な精神性を秘めているし、楽し気だったり、明るく華やかだったり、あるいは悲しみ、哀愁、憂愁……とにかく、健全なものばかり。


マックス・レーガーは、違います。
ネガティブで、インモラル、不謹慎極まりなく、下劣で下品。
暴力的で粗暴で、破壊的。
カオスの極み。
悪の美学です。

心を病んだ人が、アルコール依存になったり、グレた少年が暴走族に走ったり。
そういう、極めて不道徳的で堕落的な世界が、マックス・レーガーの音楽には展開している。
そんな感じがする。


だから、負けて悔しい! 花一匁(はないちもんめ)っ!!
あぁ~、ムカつく、ちくしょう、このやろ、このやろ、ぶっ壊すッ!

……とかいう、ネガティブ極まりない、不埒で不遜な感情を、曲に込めて、気持ちをぶつけて思いっきり弾くことができる。

こんな曲、他にはないです。

バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番とかもいいけど、あっちはもっと正統的な悲痛さとか哀愁、爆発する激情、みたいな感じですからね……


マックス・レーガーの方は、もっと下賤な感情をも許容してくれる。
第1楽章は、出だしから激しい感情をぶつけてくる。
感情が波打つ。
そして、不調和で行き場のない、怒り、破壊衝動、そういったケイオティックな不道徳な感情を吐き出してくる。

およそ調和のとれた音楽とは程遠い。

でも、そこがいい……


第2楽章は、第1楽章にさらに輪をかけてテクニック的な困難さを増す。
かつては、まったくまともに弾けなかった。
今の方が、まだ弾けそうな雰囲気が漂っている。
昔は不可能とさえ思えた困難極まる重音奏法も、今ならずいぶんと高率で音程を合わせることが可能になってきた。
それでも、完璧に仕上げるには、まだまだ修練が必要そうだが……昔は修練することもできないレベルだったから。
各段の進歩と言えば言える。

第2楽章の方は、3拍子の舞曲風な曲調にはなるのだけども、やはりどこかグロテスクというか、不安をあおるかのような、とっても精神的に不安定な感じの、神経症的な気分が支配している。

でも、そこがいい……


pからクレッシェンドしてfになる場面が多いのだけど、焦燥感というか、緊迫感というか……
夜の街の裏路地で、犯罪者がこそこそと暗躍しているような、そんな後ろ暗さと見つかったら終わりだという緊張感。
とっても不道徳な、そんなスリルを感じるワケです。

心を病んでいる人が、麻薬に走って、こっそりと売人から入手しているような、そんな後ろめたさと、それと同時に感じる、妙な快感、高揚感。


難しい重音が連続する場面では、そんな暗い感情を表面化させて爆発させる。


しかし、b3つの中間部に入ると、一転してもっと曲は心の内面深く入っていき、麻薬中毒患者が見る、バッドトリップ、悪夢の世界になっていく。
やたらと臨時記号が多く、曲調は意味不明。
非常にけだるく、やる気がないけども、ときどき狂気が噴出してくる。

まさに狂人の妄想。
しかし、妙に共感を覚える!

このグロテスクで異形な造形が、なんだかしっくりくるというか。
ま、ワタシも心は相当、病んでいる方ですからね……


曲は再び最初にダ・カーポして、最初と同じ部分を繰り返して終わる。

全体を支配する、憂鬱で不謹慎で、不道徳で退廃的な気分、しかし時折、狂気を噴出させる激しさも見せる、グロテスクで異形な音楽造形。


RPGとかのゲームをやっていて、たとえばモンスターにゾンビとかが出てきたりしますよね。
そのグロテスクで気持ち悪いデザインに、妙に惹かれるものを感じるときがある。

ホラー系の映画で、不気味で気色悪い恐怖感に、なんだか快感を覚えるときがある。


そういう感覚と、似ているような。


マックス・レーガー、まさに病んだ現代人のための曲です。
とはいえ、ワタシは無伴奏ヴィオラ組曲以外の曲を一つも知りません。

Wikipediaとかで調べてみても、やはり日本ではあまり知られていないようで。
ドイツの作曲家で存命中はかなり著名だったようですが、日本ではメジャーにならなかったようだ。
曲も全然、有名なのが無い。

作風はやっぱり、どれも晦渋(難解、ということ)で意味不明系らしい。
ま、無伴奏ヴィオラ組曲を弾いてみても、まさにそうだからな……


でも、ただ意味がないワケじゃなくて、上で述べたように、人間の持つ、あらゆるネガティブで不道徳で不埒で、下劣で下賤で、社会生活上は表に出してはいけない、破壊的で暴力的で、神経症的で鬱病的な、そんなような厄介な感情をそのまんまどストレートに表現している、そんなような曲だと、ワタシ個人的には感じる。


他人にお勧めは出来ないけども、自分的はすっごくいいです。
ハマります。


心を病んでいる人には、いいかもしれない。
ただし、テクニック的には至難を極めます!


一応、挑戦はしてるけども、最終的には完璧に近い精度で弾きこなし、録音するのが目標ではあるものの。
今のところ、録音にまでこぎ着ける見通しは立っていない……


クソムズいです。
でも、最初から最後まで間違えずに通して弾くことができなくても、音を取りつつ曲の全容を感じ取ることができるだけで、心にズンと響くものがある。
それだけで、この曲を日々、弾く価値があるというものです。
日々の練習、それ自体が、楽しいのです。
別に、何かを求めて、何かを我慢して努力しているワケではないのです。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

マックス・レーガーに魅了される。

マックス・レーガー作曲の、無伴奏ヴィオラ組曲(全3曲)のうち、第1番に取り組んでいる。

第2楽章に魅了されてきた。


第1楽章は文句なしに良かったんだけども、このほど、第2楽章もすごくいいな、と思えてきた。


なんか、3拍子でVivaceと指示されている楽章。
「組曲」と銘打っているから、何らかの舞曲なのかどうか、明確に舞曲の名称は付してないからよく分からないのだけど。
3拍子だから、舞曲っぽいのかな。

テクニック的には、第1楽章のさらに上をいく難しさ。
2重音が多用されているんだけども、これがまた異常に弾きにくい。
さらに、第5ポジションでの2重音が随所に出てくる、という鬼さ。

しかし、全体に漂う、憂鬱な気分が心に沁みる。
もう、心、病みまくってますよね。

第1楽章の、激しい病み方とはまた違って、落ち着いた病み方。
しっとりと地味に、病んでいきます。

全体的にとにかく暗い。
中間部は♭3つになってさらに弾きにくくなるのだが。
今日は、なんだか音楽的に、何を言いたいのかが理解できた気がした。

あっ、こういう曲なんだ、コレは!
っていう気づき、というか。

いや、言葉で説明はできないんですけどね。
なんか、まったく健全ではない、病んだ精神からほとばしり出てくる叫び、それを音楽にしました、的な、半音階進行で意味不明、だけどなんか心にグサッ、と来る。

そんな不思議な良さを持つ曲です。


You tube に一応、演奏はアップされてはいるんだけど、どうもイマイチ、良くはない。
あっさりし過ぎている、というか。

もっと、心を病みに病んで、怨念を込めてねっとりしつこく、粘着質に弾かないと、この曲の真価は発揮されないんじゃないか。
でも、そんな曲とその演奏なんて、誰が聴くというのだろうか。

非っ常~に、ニッチな需要しかない気がする。
ま、どうりで、全然メジャーじゃないしね……


でも、ヴィオラ専用の曲としては、シュターミッツの協奏曲みたいな凡庸で退屈極まりない曲よりも、はるかに内容的に深くて心に刺さる名曲だと思う。


ただ、心が病んでない人からしたら、ただの意味不明でワケ分からない変な曲でしかないと思われる。

流行るワケはないよな……


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

やっぱりクラシック音楽の偉大さ

ヴァイオリンでさんざん、バッハの二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043(通称ドッペル)を合わせたら、目が回るというか頭がクラクラしてしまって、さすがにベッドに倒れ込んで少し眠った。

その後。


夕飯をしたためたり風呂に入ったりしてゆったりしてから、おもむろにヴィオラ開始。
やっぱり、ヴィオラも少しは弾いておかないと、弾けなくなっちゃうので。


んで、ヴィオラで何弾くかな~、っていうとき。

やっぱり中島みゆきだぜ~っ!
……とは、ならなくて。


クラシックに回帰する。
と、いうのはですね。
中島みゆきとか、昭和歌謡、J-POPもすごくいいのはいいんですが。
ヴィヴラートを激烈にかけて猛烈に歌い込む曲ばかり弾いていると、テクニック的に乱れてくるんですね。


落ち着かないというか、地に足が付かないというか。
テクニックの安定性が、損なわれてくるのを感じる。

なので今日は、初心に帰ってまずはラフのカヴァティーナ。
それからバッハの無伴奏チェロ組曲第1番ト長調からプレリュード、アルマンド、クーラント。


バッハのいいところはですね、演奏テクニックの維持管理に適している、という点ですよね。


ワタシはレイトということもあって、練習曲とか、大嫌いだしほとんどやってないんですよ。
今更やりたくもないですし。

しかし、バッハの曲は、弾くだけで基礎的なテクニックの訓練に必要な要素を的確に満たしているところがある。

これはすげぇです。

この辺は別に、ワタシの個人的見解でもなんでもなく。
世界的チェリストのミッシャ・マイスキーが20年くらい前にテレビで言っていたのだけれど。

どうしても移動とかで練習時間が取れないときでも、バッハの無伴奏だけは弾くようにしている、という。
なぜなら、基礎的訓練に必要な要素が、過不足なく盛り込まれているから、みたいな。

そんなようなことを言っていた。
それは、ワタシのようなただのレイトの素人が弾いてさえ、同じように感じるワケなんですね。
バッハの無伴奏、マジで神ですよ。

音楽的にも、感動的でとてつもなく優れていて、さらに基礎的訓練にも最適で、毎日弾くのにうってつけ、だなんて、バッハってマジで音楽の父どころじゃなくて、音楽の神なんじゃないの? と思っちまいます。


ヴィオラだけじゃなくて、ヴァイオリンの方だって、無伴奏ヴァイオリンのパルティータのうち、第2番ニ短調は、無伴奏チェロ組曲と似たような性格を持っている。
ただし、最後のシャコンヌは難し過ぎて除外するけども……


無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調BWV1004の、最初の4曲、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグは、基礎的訓練にホント最適な内容になっている、と今更ながらに思います。

だから、今でもちょこちょこ弾いている。


前に、先生について習っていた頃、どういうワケか、先生がこの4曲をアルマンドから順番にやっていけ、と指導していたんですよ。
でもワタシはバカで派手好きで目立ちたがり屋でしたから。
シャコンヌみたいな、重音バリバリのド派手な曲を弾きたがるワケです。
まあ、パルティータ3番のガヴォット・アン・ロンドーは弾きましたけども。

でも、なぜか先生の推しは、パルティータ2番のアルマンド、クーラントあたり。
なんで?
あんな、つまんない曲!

って思ってたら。
今になって、その意図がよ~~~く、分かりました。

実に、基礎的な訓練が程よく盛り込まれた、素晴らしい練習曲になっています!
しかも、ただの練習曲とは違って、深い哀愁を湛えて情感豊かな味わい深い曲だし。


いや、マジでバッハって何なの?
神なの??


すごすぎるわ。


そんなバッハの偉大さ、すごさに、背筋が凍る思いすらした日曜日。
明日からまた仕事だぁ~、もう寝よ。


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テーマ : クラシック
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やっべ、マジ楽しいコレ……

昨日ご紹介した『ヴィオラで/「また君に恋してる」「ハナミズキ」 (CD・パート譜付)』ですが。




マジ楽しい……
今日はCDに合わせて弾いてみたッ!

まだ届いて3日目くらいなんだが、それほど難しくはないため、もう弾けてきたようなので。
まずは中島みゆきの『時代』から……


♪( ̄O ̄;)今はこぉ~ん~なぁ~にぃ~かなぁ~~しくて~なみぃだぁも~か~れぇ~はてぇてぇ~~……


こ、これは……
カラオケで歌ってるのと、あまり変わらねぇ!!
(T▽T)!!


合わせるのは、クラシックの例えばシューベルトのアルペジョーネソナタとかのような難しさはまったくなかった。
カラオケで歌ってるときのように、楽に合わせられたッ!!

テンポも、それほど速くなかったし……とても合わせやすい。
すっごく、いい!!


マジ楽しい!!


ただ、中島みゆきは、猛烈にヴィヴラートかけないと雰囲気出ないので、猛然とヴィヴラートかけまくって強烈に歌い込む。
そうすると、やはり肩当が少しズレているんですね。

これはいかんなぁ、と思って、肩当がズレないように気を付けながら3回くらいはCDに合わせて弾いた。

最後には、肩当がズレずに弾けるようになってきた。


カラオケみたいですごく楽しいので、次に『時の流れに身をまかせ』もCDに合わせて弾いてみた。

うわっ、すごくいいッ!!
(T^T)


♪( ̄O ̄;)とっき~の~なぁがぁれぇ~にみぃ~を~ま~かせぇ~(まーかせー)、あなたぁ~の~いぃろにぃ~そぅめ~られぇ~(そっめーられー)、一度ぅ~のぉ~~~じぃんせぇいっそぉれぇさえぇ~~捨てるぅこっとぅもかぁ~まぁわぁないぃ~~~~だぁかぁらぁぅお~ね~がいぃ~~そっばぁに~おいてねぇ~~~いンま~は、あ~なた~しか、あ~いせ~ないぃ~~~……


(T▽T)沁みるね。
昭和歌謡。



もっとやりたい!
ということで、『川の流れのように』
これは、ヴァイオリンバージョンを5度低くしただけで、指使いがまったく一緒だった。

なので、いきなり初見でCD合わせ♪

全然、弾ける!!

ヴィオラはヴァイオリンよりも音が太くて深くて、独特のいい音で歌える。
これはこれで、すっごく良い味出してる……

いいね。

ヴィオラのいい音が堪能できるよ。


え~と、懐かしの昭和歌謡の後は、ちょっとクラシックに戻りたくなるもので。
サン=サーンス『白鳥』、フォーレ『夢のあとに』『シチリアーノ』を弾いてみる。

昭和歌謡を熱唱した後だと、白鳥がまた歌いやすい。
音がビンビン出るね!

フォーレは相変わらず弾きづらくて難しいものの……だんだん馴染んで弾けてきてはいる。


次にバッハの無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードも弾いてみたのだが。
これ、意外に難しいですね。

何が難しい、って、音を響かせるのがとても難しい。
とにかく、音が響きにくい曲。

昭和歌謡だと、ヴィヴラートかけまくってブンブン音を響かせることができたんだけど、バッハになると途端に、16分音符の連続じゃないですか。
ヴィヴラートをかけまくる、という感じじゃないし、ひとつひとつの音も短くて、伸ばせない。

音を響かせるのが、非常にやりにくい曲なんだな、と改めて思った。
これまでは、あまり音を響かせずに軽く弾いていたから、バッハもそれほど苦にならずに弾けていたのかもしれないが。

なんだか、「歌う」曲をがっつり弾いて、「音を響かせる」弾き方をした後だと、すっごく窮屈で弾きづらい印象を受けた。

これが、バッハの難しさなんだろうか……?

今まで気づかなかったよ!
(^-^;)……


まあ、それだけじゃなくて、バッハ無伴奏チェロ組曲はずーっと前から弾いてる曲だから、前のダメな構え方時代の悪いクセがつきまくっていて、そのクセがついつい復活してしまうので弾きづらい、っていうのもあるかもしれない。

いやむしろそれだろう。
最近になって譜読みしたシューベルトアルペジョーネソナタとか、昭和歌謡とかは、安定した構え方で楽器がズレずに弾けるから。

一度、悪いクセがつくと、それを払拭するのには多大な労力と膨大な時間が必要とされる。


だったら、多大な労力と膨大な時間を掛ければいいだけのこと。

これから1年、2年、5年、10年と続けていけば、いずれは悪いクセを取り去ることができるハズ。


人間、諦めないことが肝心だ。



ところでヴァイオリンの方なのですが、どうも弓の毛が寿命なようで……
音がガサついてどうしようもなくなってきた。
弦を張り替えても改善しないため、毛替えが必須っぽい……なにしろ、買ってから一度も替えてないから。
2年と3か月くらい、替えてない。

そりゃ、ダメになるよね……
でもなかなかヒマがなくて。

あと、弓だけじゃなく、楽器の方も調整が必要なのか、ある特定の音だけがうまく出なくなった。

2番線で2の指でドを弾いたときだけ、音が割れるというか、まっすぐちゃんと出ない。
同じ2番線で、解放弦、1の指、3の指、4の指だとちゃんとまっすぐキレイに音が出るのに、2の指でドのときだけ、音が割れてゴリゴリ雑音を発する。
ド#だと、雑音は出ずにちゃんと音が出るから、どうもドだけが響かないみたいで。

これ、魂柱の位置か何かが悪いんでしょうかね。
ちょっと一回、見てもらわないと……



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プロフィール

ばっかバッハ

Author:ばっかバッハ
ヴァイオリンを習い始めたのは16歳くらい。
それから30年以上の歳月が流れ…今ではアラフィフ。
年齢とともに楽器を弾くのが辛くなってきたので、ゲームで遊ぶことも。

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